鉄道利用の観光客増で地域活性化へ 和歌山県がJRなどと協定

和歌山県は、鉄道を利用する観光客を増やして地域の活性化を図るため、11日、県庁でJRや旅行会社と協定を結びました。

11日、県庁の知事室で行われた協定の調印式には、岸本知事のほか、JR西日本和歌山支社の富澤五月 支社長と日本旅行の小谷野悦光 社長の3人が出席し、協定書を取り交わしました。
協定では、3者が連携して地域の観光資源の発掘や情報発信のほか、鉄道とサイクリングなどを組み合わせた観光コースの提案をすることにしています。
さらに、来年(令和6年)、世界遺産の登録から20年の節目を迎える「紀伊山地の霊場と参詣道」や、再来年(令和7年)の「大阪・関西万博」といったイベントにあわせて鉄道を利用する観光客を増やし、地域の活性化につなげるとしています。
JR西日本和歌山支社の富澤五月 支社長は、「県や旅行会社と連携することで、より一層、和歌山の魅力を発信できると思う。さらに多くの人に和歌山に来てもらえる取り組みを進めていきたい」と話していました。