世界遺産の熊野本宮大社 平和を祈るヨガを350人が奉納

和歌山県田辺市の世界遺産、熊野本宮大社で、ヨガの愛好家たちが平和を祈ってヨガを奉納しました。

この催しは、ヨガを通じて心身を整え心が穏やかになることで世の中の平和を祈ろうと、愛好家でつくる団体が、島根の出雲大社や広島の平和公園などこれまで各地で開催しています。
21日は明治時代の水害で流されるまで社殿があった「大斎原(おおゆのはら)」と呼ばれる場所におよそ350人が集まりました。
はじめに熊野本宮大社の神職が祝詞をあげたあと、神聖な木々に囲まれるなか、参加者たちはヨガマットを敷いて座りました。
そして講師の動きにあわせて手足を曲げたり体を大きく伸ばしたりしてポーズをとり、平和を祈りながらヨガを奉納しました。
講師を務めたスダカー・ディーナンさんは、「すばらしい場所でヨガをする機会をいただき、ことばにならない思いです。ヨガをすることで一人一人の心が平和になるように願います」と話していました。