出前授業で中学生がクリーニング店などの仕事を体験 海南市

クリーニングや理容業といった生活に関わりが深い業種について、子どもたちに興味を持ってもらおうという出前授業が、海南市の中学校で行われました。

この出前授業は、県生活衛生営業指導センターが生活に関わりが深い業種について子どもたちに興味を持ってもらおうと毎年、行っているものです。
19日は、海南市の下津第一中学校の2年生18人がクリーニングと理容業についての授業をうけました。
このなかでクリーニングの授業では、店を経営する男性が、汚れの種類によって洗濯の方法を変えていることや、しわがつきにくいアイロンのかけかたなどを説明しました。
そして、子どもたちが、アイロンがけを体験し、霧吹きで生地を湿らせたうえで、丁寧にしわをとっていました。
男子生徒は「霧吹きを使うことをはじめて知った。しわを伸ばすのは見ていて気持ちが良く、憧れが湧きました」と話していました。
県生活衛生営業指導センターの出崎美晴さんは、「生活衛生業界で後継者が不足しているのは、若い人たちがどういう職業かわからず、興味を持っていないからだ。体験を通じて身近に感じてもらい将来、職業を選ぶ際の参考にしてもらいたい」と話していました。