マイナンバーカードめぐるトラブル 和歌山市で4件

マイナンバーカードをめぐるトラブルが全国で相次ぐなか、和歌山市は、マイナンバーカードの取得などで受け取れるマイナポイントが別の人に付与されるなど、合わせて4件のトラブルがあったことを明らかにしました。

和歌山市によりますと、去年(令和4年)8月、マイナンバーカード取得などの手続きをした際に、受け取れるはずのマイナポイントが別の人に付与されるトラブルが1件確認されたということです。
市では、申請者本人の代わりに市の支援員が情報を入力するサービスを行っていますが、手続きを終える際に、毎回行うべきログアウトの操作をしないまま次の人の申請手続きにあたったため、今回のトラブルが起こったということです。
市は、多く受け取ったポイントを返却してもらい、改めて申請者に付与したとしています。
このほか、本人が希望していないにもかかわらず、健康保険証とマイナンバーカードが一体化されていたケースが1件、申請取り消しの条件を満たさないまま手続きを行い、再度の申請ができなくなったケースが2件確認されたということです。
和歌山市の尾花市長は、「和歌山市の支援窓口でのトラブルはこれ以上確認されなかったが、個人で手続きしている人は把握できない。登録されている情報などに間違いがないかよく確認してほしい」と話していました。