パリ五輪目指しハンドボール女子日本代表 紀の川市で強化合宿

ハンドボール女子の日本代表が来年(2024年)のパリオリンピックの出場権獲得を目指して、15日から紀の川市で強化合宿に入り、和歌山県出身の楠本繁生監督が「和歌山での合宿を大きなスタートにして結果を残したい」と意気込みを語りました。

和歌山県出身の楠本繁生監督が率いるハンドボール女子の日本代表チーム「おりひめジャパン」は、ことし8月に広島市で開催されるパリオリンピックのアジア予選で優勝チームに与えられる出場権の獲得を目指しています。
15日から紀の川市で強化合宿が始まることから、練習場となる市民体育館では、県や市の職員が歓迎セレモニーを開き、選手や監督などおよそ20人に特産品の梅干しなどが贈られました。
式典の中で、楠本監督は「パリオリンピックに向けて和歌山での合宿を大きなスタートにしてアジア1位の結果を残したい」と意気込みを語りました。
このあと選手たちがさっそく練習を始め、ストレッチをしたあと、パスやシュート、それに攻守の切り替えなどを確認していました。
キャプテンを務める相澤菜月選手は「より一層、大会を見据えてディフェンスや個人の突破力の向上に力を入れていきたい」と話していました。
楠本監督は「懐かしいふるさとに帰ってきたという感じです。和歌山のおいしい食を味わい、十分なトレーニングをして、パリに向けて予選をクリアしたい」と話していました。
紀の川市での強化合宿は今月(6月)20日まで行われ、期間中の午後の練習は観客席で自由に見学することができます。