和歌山県内の農林水産業への大雨被害16億円余

6月2日の大雨による、農林水産業への被害について、県が6日時点でまとめたところ、被害額は16億円余りにのぼることがわかりました。

県によりますと、今回の大雨では農地の斜面が崩壊するなどみかんの生産がさかんな有田川町など有田郡を中心に農林水産業でも被害が拡大しました。
県が6日の時点でまとめた被害額は、▼みかん農園の斜面が崩れ落ちるといった農地の被害が6億600万円と最も多くなっているほか、次いで、▼農地の崩壊に伴ってみかんの木も流出する被害などが、5億3400万円余りとなっています。
また、▼林道が崩れ落ちるなど林業関連の被害も3億200万円余りにのぼっていて、農林水産業全体の被害額は16億6900万円余りとなっています。
県は現在も被害の調査を継続して進めていて、被害額はさらに増える見込みだということです。