大雨で浸水被害の海南市 災害ボランティアの活動始まる

大雨の影響で住宅や店舗が水につかるの被害が出た海南市では、ボランティアが被災地に入り家財道具を運び出すなどの支援が始まっています。

海南市社会福祉協議会によりますと、市内の多くの住宅で浸水する被害が出ていて、ボランティアの派遣の要請がこれまでに55件あるということです。
このため社会福祉協議会では、災害ボランティアセンターを設置して受け入れを始めていて、5日午前9時ごろに、集まった19人のボランティアが担当する地域の住宅で家具の運び出しなどを行いました。
このうち、氾濫した亀の川沿いにある住宅では、床下から60センチほど水につかったということで、ボランティアがぬれた畳を1枚1枚外に運びだしていました。
この家に住む50代の男性は、「水につかってしまった畳はものすごく重く、手が足りません。ボランティアの活動はとても助かります」と話していました。
ボランティアで海南市の西川仁さんは、「ボランティアたちは『助けたい』という同じ気持ちで一丸となって取り組んでいます。被害者に寄り添って活動していきたい」と話していました。

【海南市の災害ボランティアの募集】
海南市社会福祉協議会では、被災した住宅で片づけなどの人手が足りないということで今月(6月)9日までボランティアを募集しています。
事前の申し込みが必要で、海南市社会福祉協議会のホームページから申し込むことができます。
団体など大人数で申し込む場合は、海南市社会福祉協議会に直接、問い合わせてください。
また、ボランティアの支援を希望する人は、海南市社会福祉協議会まで電話で問い合わせてください。
問い合わせ先は、073−483−6777です。