“トルコの被災地に移動式住居を” 和歌山大で協力呼びかけ

トルコ南部で起きた地震の被災地に移動式の住居を送る資金を募るため、モンゴルの建築家らが和歌山市の大学で協力を呼びかけました。

協力を呼びかけたのは、トルコ南部で起きた地震の1か月後に被災地を訪れたモンゴルの建築家、セレオド・ガンオドさんや和歌山大学の教授などの有志です。
セレオドさんたちは、被災地にモンゴルの移動式住居「ゲル」を送ることにしていて、資金を募るため24日、和歌山大学を訪れました。
セレオドさんは写真を見せながら「被災した人は狭いテントで家族で暮らしていて女性は着替える場所が不足している。学校も使えなくなって子どもが勉強する場所も確保できていない」と被災地の状況を伝えました。
そして、QRコードが記されたチラシを配りながら、被災地に「ゲル」10棟を送るための資金をクラウドファンディングで募っていることを知らせていました。
男子学生は「ゲルを送ることはいいことだと思う。被災地から遠く離れた日本でも何かできることはないか改めて考えたい」と話していました。