東京のIT企業が和歌山市にオフィス 県庁で進出協定調印式

ソフトウエア開発などを行う東京のIT企業が6月和歌山市にオフィスを開設することになり、23日県庁で、「進出協定」の調印式が行われました。

調印式には、岸本知事や東京のIT企業「写易」の陳宏宇 副社長らが出席し、「進出協定」の協定書に署名しました。
協定には、▼地域での安定した雇用の創出や、▼地元企業と連携して経済の振興に取り組むことなどが盛り込まれています。
このIT企業は、東京を拠点に、主に首都圏の法人向けにソフトウエア開発などを行っていますが、6月、西日本で初めて和歌山市にオフィスを開設します。
オフィスでは、当面、15人の新規雇用を見込み、IT人材の育成をして事業の拡大を図ることにしています。
岸本知事は「県内のICT産業の先頭を走ってもらい、産業基盤の積み上げにご協力いただきたい」と述べました。
一方、陳副社長は、「県内の大学や専門学校から新卒採用を行い、IT企業に興味のある若者と一緒に成長したい」と話していました。