衆議院和歌山1区補欠選挙 出口調査結果

NHKは23日、有権者の投票行動や政治意識を探るため、出口調査を行いました。
調査は、和歌山県内14の投票所で投票を終えた有権者1616人を対象に行い、69.1%にあたる1117人から回答を得ました。
一方、22日までに有権者のおよそ20%が期日前投票を済ませていますが、これらの方々は、調査結果に含まれていません。

【強弱】
衆院補選和歌山1区では、日本維新の会の新人の林さんがやや優勢です。

【支持政党】
出口調査では、投票した人に、ふだん支持している政党について、尋ねました。
▼自民党が32%、▼立憲民主党が3%、▼日本維新の会が25%、、▼公明党が8%、▼共産党が6%、▼国民民主党が2%、▼れいわ新選組が1%、▼特に支持している政党はない、いわゆる無党派層が21%でした。

【各候補の支持政党別の分析】
日本維新の会の新人の林さんは、▼日本維新の会の支持層の80%台後半、▼自民党の支持層のおよそ20%、▼立憲民主党の支持層の70%台半ば、▼公明党の支持層の10%台半ば、▼特に支持している政党はない、いわゆる無党派層の60%台半ばから支持を得ました。
自民党の元議員の門さんは、▼自民党の支持層の70%台半ば、▼立憲民主党の支持層の10%余り、▼日本維新の会の支持層のおよそ10%、▼公明党の支持層のおよそ80%、▼無党派層のおよそ20%から支持を得ました。
共産党の新人の国重さんは、▼共産党の支持層の80%台半ば、▼立憲民主党の支持層の10%余り、▼無党派層の10%余りから支持を得ました。

【年代別の投票先】
年代別で見ると、▼10代と20代のおよそ50%が日本維新の会の新人の林さん、30%台後半が自民党の元議員の門さんに投票しています。
▼30代の40%台後半が林さん、30%台後半が門さんに投票しています。
▼40代の50%台半ばが林さん、30%余りが門さんに投票しています。
▼50代の50%台半ばが林さん、30%台後半が門さんに投票しています。
▼60代の50%余りが林さん、30%台後半が門さんに投票しています。
▼70歳以上の40%台後半が門さん、30%台後半が林さんに投票しています。

【男女別の投票先】
男女別では、▼男性のおよそ50%が日本維新の会の新人の林さん、およそ40%が自民党の元議員の門さんに投票しています。
▼女性の40%台半ばが林さん、およそ40%が門さんに投票しています。

【投票で重視した政策】
投票で重視した政策について、尋ねました。
▼「景気・物価高騰対策」が43%、▼「少子化対策」が17%、▼「社会保障政策」が15%、▼「安全保障・外交政策」が6%、▼「憲法改正」が3%、▼「エネルギー・環境政策」が3%、▼「新型コロナウイルス対策」が2%、▼「その他」が12%でした。

【岸田首相の政権運営への評価】
岸田首相の政権運営について、尋ねました。
▼「大いに評価する」が7%、▼「ある程度評価する」が50%、▼「あまり評価しない」が27%、▼「全く評価しない」が16%でした。

【防衛増税の賛否】
防衛増税について、尋ねました。
▼「賛成」が41%、▼「反対」が59%でした。

【岸田首相の政権運営への評価】
岸田首相の政権運営について、尋ねました。
▼「評価する」が57%、▼「評価しない」が43%でした。

【期日前出口調査の結果】
今回の衆議院和歌山1区の補欠選挙では、22日までに有権者のおよそ20%にあたる6万158人が期日前投票を行いました。
NHKが選挙期間中の9日間、選挙区内の8か所の投票所で期日前投票を済ませた有権者6441人を対象に行った調査では、林氏と門氏が競り合っていました。
また、日ごとの結果で見ますと、選挙戦の序盤から中盤にかけて林氏が大きく上回る日もありましたが、その後、終盤にかけては林氏と門氏が競り合う展開となっていました。