和歌山県が県営射撃場整備計画を中断 資材価格高騰影響で

和歌山県は県営射撃場の整備計画について、資材価格の高騰が続いているとして計画を中断することを決めました。

シカやイノシシなど有害鳥獣による農作物への被害が深刻化するなか、県は去年11月、駆除にあたるハンターを育成するため、県営の射撃場を整備する方針を示しました。
しかし、資材価格が高騰を続けるなか、着工が予定される3年後の整備費が見通せないとして、県は計画を中断することを決めました。
県農業環境・鳥獣害対策室は「費用がどこまで上昇するか見通せないなか、整備を行うことは難しい。状況を慎重に見極めたい」と話しています。