九度山町 小学生が地域安全マップ作り 通学路の危険を確認

小学生が自分たちの通学路で事故や犯罪が起こりやすい場所などを確かめ、「地域安全マップ」としてとりまとめる取り組みが九度山町で行われました。

この取り組みは和歌山県が各地の警察署や防犯団体などと協力して行っていて、21日は九度山小学校の3年生18人が県の職員や警察官などと一緒に1.2キロの通学路を歩きました。
子どもたちは見通しがよくない交差点でカーブミラーの位置を確かめたり、緊急時に逃げこめる場所を示す、県警のキャラクター「きしゅう君の家」のポスターが貼られた家や商店を探したりしました。
学校に戻った子どもたちは、危険な場所や避難できる建物の位置がわかるように、通学路が記された地図に写真や絵を貼って地域安全マップをまとめました。
参加した男子児童は、「身の回りに危険な場所がいっぱいあることを知ってびっくりしました」と話していました。
女子児童は、「これからは危険な場所は気をつけたいです」と話していました。
地域安全マップ作りを企画した県県民生活課の橋上華さんは「災害や犯罪を見分ける力を身につけてもらいたい。子どもたちの危険予測能力を高めて防犯につなげたいです」と話していました。