節分を前に すさみ町の水族館で「オニ」が付く生き物展示
来月(2月)3日の節分の日を前に、すさみ町の水族館で、名前に「オニ」が入った生き物などの特別展示が開かれています。
すさみ町にある「エビとカニの水族館」では、毎年この時期、節分にちなんだ特別展示を行っています。
ことしは、「オニ」と名前が付く、すさみ町にも生息する生き物など3種類23匹が展示されています。
このうち、赤鬼と青鬼で飾りつけられた水槽に入った大型のヤドカリ「ホンドオニヤドカリ」は、全身に生えた鬼の腕のような剛毛が特徴です。
また、巨大なゴカイの仲間「オニイソメ」は、ふだんは、磯の狭い岩の隙間や砂地に生息しているため、なかなか全身を見ることはできませんが、今回、水槽内に設置した特殊な水槽から観察することができます。
展示中の個体は全長60センチほどですが、成長すると全長3メートルほどになるものもあるということです。
一方、福にちなんで、フグの仲間「クサフグ」も展示されています。
奈良県桜井市から訪れた30代の女性は「オニが中にいたら、子どもも目を引くと思います。楽しめました」と話していました。
エビとカニの水族館の平井厚志 館長は「鬼と言えば嫌われ者ですが、海の中には非常に不思議な、おもしろい「オニ」がたくさん生息していますので、くすっと笑いながら見てもらえたら」と話していました。
この特別展示は、来月5日まで行われる予定です。