月面目指す無人探査機 通信不安定で着陸に挑むか慎重に判断

和歌山大学が共同研究で参加している、日本初の月面着陸を目指す無人探査機「OMOTENASHI」の運用について、JAXA=宇宙航空研究開発機構は、地上との通信が安定しない状況が続いているとして、21日夜から22日未明にかけて予定している月面への着陸に挑むかどうか慎重に判断する予定です。

日本初の月面着陸を目指す探査機「OMOTENASHI」は今月16日、アメリカから打ち上げられましたが、ロケットから分離されたあと地上との通信が安定しない状況が続いています。
和歌山大学は、JAXAとの共同研究に参加していて「OMOTENASHI」からデータを受信する基地となっています。
当初の計画では、21日午後11時55分ごろに月面への着陸に挑む予定ですが、開発担当者によりますと、太陽電池パネルが光を受けられない向きのままでバッテリーが充電できず、改善の見通しが立っていないということです。
JAXAは、スペインやアメリカにある通信用のアンテナを使いながら探査機に信号を送って状況の改善を図る方針で、その結果を踏まえ、22日未明までに着陸に挑むかどうかを慎重に判断する予定です。
状況が改善されれば、月を通り過ぎる前に軌道を修正するなどして着陸に挑むということで、開発責任者は、着地場所が軟らかい砂地などであれば成功する可能性もあるとしています。