「世界津波の日」を前に 和歌山の介護施設などで防災訓練

今月5日の「世界津波の日」を前に、2日、気象庁が緊急地震速報を配信する訓練を全国一斉に実施しました。
これにあわせて、和歌山市でも市内の企業や学校、介護施設などで、一斉に防災訓練が行われました。

このうち和歌山市の介護施設では、利用者と職員あわせておよそ10人が訓練に参加しました。
2日午前10時に、和歌山市の防災行政無線から緊急地震速報が流れると、利用者たちは職員の案内に従って、机の下に潜ったり、クッションで頭を守ったりしていました。
その後、利用者たちは職員に支えてもらったり、車いすを押してもらったりしながら建物の外に出て、避難経路を確認していました。
介護施設「親和園」の川崎秀行 理事長は「きょうは昼間の訓練でしたが、夜間に発生した場合などいろいろな想定で訓練をしていきたい」と話していました。
和歌山市地域安全課の嶋田俊郎 主査は「大きな災害が発生した際には少しの経験が役に立ちます。こうした訓練を通して、まずは自分の身を守ることへの意識を持ってほしい」と話していました。