「古座川の一枚岩」がスクリーン 古座川町の自然など映像投影
古座川町にある国の天然記念物「古座川の一枚岩」をスクリーンに見立てて、古座川の美しい自然などの映像を映し出すイベントが29日、行われました。
「大地を見上げる映画祭」と名付けられたイベントは、一枚岩近くにある道の駅の運営者をはじめ、地元有志でつくる実行委員会が町を盛り上げようと、企画しました。
辺りが暗くなった午後5時45分ごろから、高さ100メートル、幅500メートルの巨大な一枚岩をスクリーンに見立てて、スタートしました。
古座川の清らかな流れや祭りのにぎわい、それに特産のゆずなど、古座川町の美しい自然とそこで暮らす人たちの豊かな表情が映し出されました。
また、大切な人に自分の気持ちを伝えるコーナーなども設けられ、訪れた人たちは、河原から巨大な自然のスクリーンを見上げていました。
新宮市から訪れた40代の女性は「すごいですね、やっぱり。迫力があるというか、こういうのを初めて見たのでよかったです」と話していました。
イベントを企画した道の駅を運営する田堀穣也さんは「星もすごくきれいで、いい環境でできてよかった。これからも続けていくことが大事かなと思いますので、今の自分たちの思いを未来に託すために活動自体を続けていきたい」と話していました。