林死刑囚の釈放求める申し立て書 地裁に提出 弁護士が発表

24年前に和歌山市で起きた「毒物カレー事件」で、死刑が確定し、和歌山地方裁判所に再審=裁判のやり直しを求めている林真須美死刑囚(61)の弁護士が8月31日、和歌山地方裁判所に林死刑囚の釈放を求める申し立て書を和歌山地方裁判所に提出したと発表しました。

24年前の平成10年7月25日、和歌山市で起きた「毒物カレー事件」では、林真須美死刑囚が殺人などの罪に問われ、平成21年に死刑が確定しました。
林死刑囚は無実を訴えていて、去年5月、「十分に審理されていない」などとして和歌山地方裁判所に2回目となる再審=裁判のやり直しを申し立てています。
31日、代理人の生田暉雄弁護士が、和歌山弁護士会館で記者会見を開き、林死刑囚の釈放を求める申し立て書を和歌山地方裁判所に提出したと発表しました。
また、これまでの裁判では▼カレーを食べた全員からヒ素のほかに青酸化合物も検出されていたという鑑定結果や、▼死亡した4人の解剖結果など、死因にかかわる証拠が十分に審理されていないと指摘し、裁判所に対し、速やかに審理を進めるよう求めたということです。
生田弁護士は、「裁判で十分な審理が行われていない以上、早期に釈放し、再審を開始するべきだ」と述べました。