南海トラフの巨大地震などに備え 那智勝浦町と警察が災害協定

南海トラフの巨大地震などの大規模災害に備えて、那智勝浦町と新宮警察署は、町が防災のために高台に整備した給油施設を警察車両も利用できるように協定を結びました。

5日は、那智勝浦町の消防・防災センターで調印式が行われ、那智勝浦町の堀順一郎町長が、新宮警察署の田原正士署長と協定書に署名しました。
那智勝浦町は、南海トラフの巨大地震が発生した場合、津波が最短3分で押し寄せると想定されています。
このため、町は、津波でガソリンスタンドが使えなくなった場合に備えて、高台に整備し、ことし4月から運用をはじめた消防・防災センターに、ガソリンと軽油を合わせて1万リットル備蓄できる給油設備を設置しました。
協定は、災害時には警察車両も町の施設を利用し給油ができるようにするもので、警察の救助活動などを円滑に継続させる狙いがあるということです。
那智勝浦町の堀町長は、「地震と津波でガソリンスタンドが浸水する可能性もあります。警察など、関係機関と協力しながら、災害への態勢を強化していきたいです」と話していました。
新宮警察署警備課の谷英人課長は、「大規模災害の際には、警察だけでは活動に限界があるので、自治体や関係機関との連携を強めていきたい」と話していました。