和歌山市水管橋崩落事故 調査委 維持管理マニュアル作成へ

和歌山市で、水道の送水用の橋が崩落したことについて調査する専門家の委員会が20日開かれ、市は、橋の構造について専門業者が定期的に検査することを盛り込んだマニュアルを新たに作成するなど、今後の対策をまとめました。

去年10月、和歌山市の紀の川にかかる水管橋と呼ばれる送水用の橋の一部が崩落し、市内の4割近くにあたるおよそ6万戸が断水しました。
20日は、専門家らでつくる調査委員会の3回目の会合が開かれ、市の担当者が、水管橋の復旧方針や維持管理といった今後の対策について説明しました。
橋は、アーチ部分と水道管をつなぐ「吊(つ)り材」と呼ばれる部材が18本のうち9本で腐食が進み破断していて、腐食を点検で把握できなかったことが崩落につながったと報告されています。
このため、市は、橋に腐食がないか職員が定期的に点検するとともに、専門業者が5年に1回、ドローンを活用するなどして橋を詳しく点検することなどを盛り込んだ独自の維持管理マニュアルを作成するということです。
また、現在、進めている復旧工事では、吊り材をこれまでより直径の大きなものに変更していることが報告されました。
市は、今後、4回目の会合を開き、最終報告書をまとめることにしています。