栃木 那須町 夫婦遺体事件 娘の内縁の夫 店舗の運営で不満

栃木県那須町で都内の会社役員の夫婦の遺体が見つかった事件で、警視庁は首謀者とみられる被害者の娘の内縁の夫を14日、殺人の疑いで再逮捕しました。
内縁の夫は夫婦から運営を任されていた飲食店の売り上げを会社側に多く入れるよう求められ周囲に不満を漏らしていたということで、警視庁が詳しい経緯を調べています。

ことし4月、栃木県那須町で会社役員の宝島龍太郎さん(55)と妻の宝島幸子さん(56)が遺体で見つかった事件で、警視庁は14日、首謀者とみられる宝島さんの長女の内縁の夫、関根誠端容疑者(32)ら2人を殺人の疑いで再逮捕しました。
関根容疑者は、上野周辺で多数の飲食店を経営していた宝島さんの会社のマネージャーを務め、一部の店舗の運営を任されていましたが、捜査関係者によりますと、幸子さんから「店の売り上げをもっと会社に入れてほしい」とか「いやなら店を返してもらう」などと言われたと、周囲に不満を漏らしていたということです。
宝島さんが行う店舗展開などでも意見の食い違いが大きかったということで、警視庁は経営方針などをめぐる確執が事件の背景にあるとみて詳しい経緯を調べています。