「田んぼアート」に「U字工事」那須塩原

栃木県産のコメの消費拡大をはかろうと、さまざまな色の稲で、地元出身のお笑いコンビの姿を描いた「田んぼアート」の公開が、那須塩原市で始まっています。

那須塩原市の中野登喜男さんは、毎年、市内の西遅沢地区の田んぼで、さまざまな色の稲を育てて絵を描く「田んぼアート」を制作しています。
ことしは、地元出身のお笑いコンビで、ふだんから栃木県産のコメをPRしている「U字工事」の2人が、おにぎりを持って笑っている姿を、9色の稲で表現しました。
また、去年、県北地域で生産されたコシヒカリが、コメの味などを審査する「食味ランキング」で最高の「特A」と評価されたことを受けて、2人の間には「特Aうま」ということばも描かれています。
すぐ近くには、中野さんが手作りしたという高さおよそ6メートルの展望台も設置され、訪れた人たちは、およそ15アールの田んぼ全体を見渡すことができます。
中野さんは「田んぼアートに描かれたおにぎりを見て、地元産のコメのおいしさが多くの人に伝わり、消費が拡大することを願っています」と話していました。
この「田んぼアート」の公開は9月下旬まで行われ、来月上旬ごろ、もっとも美しく見えるようになるということです。