冬の間閉ざされていた日光市と群馬県を結ぶ「金精道路」が開通

冬の間、深い雪によって閉ざされていた日光市と群馬県を結ぶ山あいの国道が25日開通し、待ちわびていたドライバーたちがさっそく通行して、雄大な景色を楽しみました。

25日開通したのは、日光市と群馬県片品村を結ぶ国道120号の「金精道路」です。
冬の間は深い雪のため、12月下旬からおよそ18キロの区間が通行止めになっていましたが、25日までに除雪を終えて、およそ4か月ぶりに開通しました。
現地には、待ちわびていた人たちの車で長い列ができ、地元に伝わるお囃子が演奏される中、先頭の車のドライバーに花束が手渡されました。
そしてゲートの開放とともにおよそ90台の車が次々と進み、青空に残雪が映える雄大な景色を見ながら、ドライブを楽しんでいました。
およそ20分後には、群馬県から来た車がゲートに現れ、関係者が記念品を手渡していました。
栃木県の日光土木事務所によりますと、ことしの冬は例年より雪が少なく、道路の除雪作業が円滑に進んだということです。
列の先頭で開通を待っていたドライバーは、「2日前から来て並んでいました。奥日光の景色は素晴らしいので多くの人に見てもらいたい」と話していました。
栃木県日光土木事務所の野澤浩所長は、「雄大な景観を望める道路ですので、安全に気をつけて通行してもらいたい」と話していました。