「ルピナス」の花 見頃迎える 鹿沼市花木センター

藤の花を逆さまにしたような形から「昇り藤」とも呼ばれるルピナスが鹿沼市の観光施設で色とりどりの花を咲かせ、訪れた人たちを楽しませています。

「鹿沼市花木センター」では、2000平方メートルの斜面におよそ3万株のルピナスが植えられ、ピンクや紫などの花がちょうど今、見頃を迎えています。
ルピナスは、チョウに似た形の小さな花が集まって咲くマメ科の植物で、藤の花を逆さまにしたような形から、「昇り藤」とも呼ばれています。
花木センターによりますと、ことしは先月の下旬から気温の低いが続いた影響で開花が進まず、例年より2週間ほど遅れて見頃になったということです。
25日の県内は高気圧に覆われてよく晴れ、訪れた人たちは暖かい日ざしのもと、色とりどりの花が斜面いっぱいに咲く光景を、楽しんでいました。
宇都宮市から訪れたという20代の女性は「とてもきれいでした。黄色とピンクが混ざった花がお気に入りです」と話していました。
鹿沼市花木センターの御地合晋守理事長は「開花が遅れて心配しましたが、無事に咲きそろって安心しました。カラフルな景色が見どころなので、ぜひ楽しんでもらいたい」と話していました。
ルピナスの見ごろは、大型連休の終わり頃まで続くということです。