県が企業のベトナムへの事業展開促進へ 首都ハノイに拠点開設

栃木県は、県内企業のベトナムへの事業展開を促進しようと、サポートするための拠点を24日、首都・ハノイに開設したことを発表しました。

これは、福田知事が24日開かれた定例の記者会見で明らかにしたものです。
福田知事は、去年11月、ベトナムを訪問してトップセールスを行い、県内企業の現地での経済活動の支援に向けてベトナムの関係省庁と覚書を締結し、結びつきを強めていました。
こうしたなか県は、ベトナムで事業展開する県内企業をサポートするための拠点「とちぎベトナムサポートハブ」を、24日、首都・ハノイに設置したということです。
この拠点では、ベトナムへの輸出や進出を考える企業の幅広い相談に対応するほか、商談先の紹介や通訳の手配・選定など、さまざまなサポートを実施するということです。
利用料金については、最初の案件にかぎって無料とし、活用を促す予定です。
また、サポートの拠点に関する詳細は、県のホームページに掲載されています。
会見のなかで、福田知事は、「技術者向きの国民性を求めて、ベトナムに進出する企業は今後も続いていくと思うので、支援態勢を拡充することにしました。多くの企業に利用してもらい、スムーズな展開ができるよう、行政としてもしっかり応援していきたい」と述べました。