小山市原産のサクラ「思川桜」満開に

小山市原産のサクラ、「思川桜」が、ことしも市内で満開となり、地域の人たちを楽しませています。

「思川桜」は今からちょうど70年前に、市内の修道院の庭で発見された小山市原産のサクラで、今では市の花として市内各地におよそ3000本の木が植えられています。
このうち市内を流れる思川の堤防の上は、「思川桜」のサクラ並木になっていて、およそ10片の花びらを持つピンク色の花が今、満開を迎えています。
市によりますと、ことしの「思川桜」はソメイヨシノなどと同じように例年よりも遅れて、今月8日に開花したということです。
16日もサクラ並木には大勢の人たちが訪れ、美しい風景を写真におさめたり、木の下でシートを広げたりして花見を楽しんでいました。
足利市から訪れた60代の女性は「初めて見ましたが、淡いピンク色がとてもきれいで来てよかったです」と話していました。
小山市商業観光課の押田奈津子主査は「満開のサクラはこれから散り始めてしまうので、お花見は早めに楽しんでほしい」と話していました。
小山市内の「思川桜」は、今週いっぱい楽しめるということです。