「栃木県文化財オフィサー」歌手の相川七瀬さんが就任

県内の文化財の魅力を広くPRしてもらおうと、今年度、新たに設けられた「栃木県文化財オフィサー」に、歌手の相川七瀬さんが就任し、16日県庁で委嘱式が行われました。

県のCAO=「文化財オフィサー」に就任したのは、「夢見る少女じゃいられない」などの曲で知られる歌手の相川七瀬さんで、16日県庁で福田知事から委嘱状と名刺を受け取りました。
CAOは、日光東照宮や足利市の鑁阿寺など歴史のある建物から、地域の伝統の祭りに至るまで、県内のさまざまな有形・無形の文化財を国内外にPRしてもらおうと、今年度、新たに設けられました。
大阪出身の相川さんは今、國學院大学の大学院で民俗学について学んでいて、今後は県のCAOとして、県内の文化財の魅力をSNSなどで発信したり、文化財の活用法などを所有者にアドバイスしたりしていくということです。
福田知事などと面会した相川さんは、県内の文化財の数が多いことに驚いたうえで、「教育や文化の面で文化財が県民に還元されるシステムを考えていきたい」などと、意気込みを述べていました。
相川さんは委嘱式のあと、「こんなに大きな役目をいただくとは、夢にも思っていませんでしたが、しっかり務めたい。栃木の文化財をまず日本中に発信し、世界にも発信できるように頑張りたい」と話していました。