死んだ野生フクロウ 高病原性鳥インフル 栃木 那須塩原

今月8日、那須塩原市の森林で死んでいるのが見つかった野生のフクロウ1羽について、県は詳しく検査した結果、高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表しました。

県によりますと、今月8日、那須塩原市の森林で、野生のフクロウ1羽が死んでいるのが見つかり、茨城県つくば市の国立環境研究所で遺伝子検査を行ったところ、毒性の強い「高病原性」の鳥インフルエンザウイルスが確認されたということです。
フクロウが見つかった場所の消毒はすでに終えていて、県は、10日までに周辺の半径10キロ圏内で一定数の野鳥が確認された8か所で調査もしましたが、異常は確認されなかったということです。
また、周辺にある養鶏場など鳥の飼育農場から異常の報告もないということです。
県は、野鳥の監視態勢を強めるとともに死んだ野鳥を見つけた場合は直接触らずに県などに連絡するよう呼びかけています。