栃木県 2月の有効求人倍率1.22倍 前月を下回る

県内の2月の有効求人倍率は1.22倍と、前の月を下回り、栃木労働局は「雇用情勢は、持ち直しの動きに足踏みが見られる」と指摘しています。

栃木労働局によりますと、仕事を求めている人1人に対し何人の求人があるかを示す、2月の県内の『有効求人倍率』は働く場所ごとに集計した「就業地別」で1.22倍となり、前の月を0.01ポイント下回りました。
また、ハローワークに寄せられた2月の県内の『新規求人数』は1万4040人で、去年の同じ月より5.1%減少し、9か月連続で前の年を下回りました。
産業別の『新規求人数』を、県外の求人も含む「受理地別」で見ますと、去年の同じ月との比較で「宿泊業、飲食サービス業」が7.4%増加した一方で、「建設業」が18.7%、「製造業」が18.2%、それぞれ減少しました。
栃木労働局は「県内の雇用情勢は持ち直しの動きに足踏みがみられる。コロナ禍の支援融資の返済が本格化したことや物価上昇の影響で特に零細企業を取り巻く状況は厳しさを増している」と指摘しています。