鹿沼の飲食店15人ノロウイルス食中毒 県が店を営業禁止処分

先月下旬、鹿沼市の飲食店で食事をした15人が、吐き気や発熱などの体調不良を訴え、このうち数人からノロウイルスが検出されました。
県は、この店で提供された料理を原因とする食中毒と断定し、9日からこの店を営業禁止とする処分を行いました。

処分を受けたのは、鹿沼市の「古戸中養魚場」です。
県によりますと、先月23日から29日にかけて、この店で提供された焼き魚や刺身などの料理を食べた15人が、吐き気やおう吐、それに発熱などの体調不良を訴え、県が調査したところ、調理した人を含む8人から、ノロウイルスが検出されたということです。
このため県は、この店で提供された料理を原因とする食中毒と断定し、9日から衛生環境が整うまでの間、この店を営業禁止とする処分を行いました。
すでに全員が快方に向かっていて、重症になった人はいないということです。
県は、こまめな手洗いや調理場の適切な清掃、それに調理器具の消毒など、食中毒の予防策を徹底するように、呼びかけています。