栃木の林業の担い手を育成する県林業大学校が開校

栃木県の林業の未来を担う若手を育成する県の林業大学校が8日、開校し、入学式が行われました。

林業大学校は、林業の未来を担う若手を育成しようと、栃木県が新年度から開校し、8日、初めての新入生の入学式が行われました。
入学式では大野英克校長が、「栃木県産の木材には多くの需要があるが、生産体制はまだ追いついていない。栃木県の林業が成長するには、みなさんのような若く優秀な人材が増えることが絶対条件です。林業界のリーダーとなれるよう、私たちがサポートしていきたい」とあいさつしました。
また新入生代表の柿沼太一さんは、「知識と技術を磨き、第一線で活躍できる人材を目指すことを誓います」と誓いの言葉を述べました。
入学した新入生は、10代から40代の男女21人で、これから1年かけて林業に関わる知識や技術を学ぶ予定です。
8日は、学校に設置された記念碑の除幕式も行われたほか、丸太をチェーンソーで切り倒したり重機を使って切断したりするデモンストレーションも行われ林業大学校のスタートを祝いました。
新入生の柿沼さんは、「自然が大好きで高校3年生で就職を考えていたなか、この学校が開校すると知って、入学を決めました。若い人が足りないということなので、栃木県の林業を引っ張っていけるような存在になって、活躍していきたいです」と話していました。