国指定の名勝「殺生石」でしめ縄の付け替え 栃木 那須町

国指定の名勝となっている栃木県那須町の「殺生石(せっしょうせき)」で毎年恒例のしめ縄を付け替える作業が行われました。

那須町にある「殺生石」は、9本の尾を持つ「九尾の狐(きゅうびのきつね)」が平安時代に退治されたあと姿を変えたとされる岩で、国の名勝にも指定されています。
おととし真っ二つに割れたことでも話題になりました。
4日は毎年この時期に行われるしめ縄を付け替える作業に地元のボランティアガイドのグループがあたり、まず、近くにある神社の倉庫で「稲わら」を加工して3本の「しめ縄」を作りました。
そして、2本のしめ縄を2つに割れた「殺生石」のそれぞれにまいたあと、石の間にもう1本のしめ縄を渡すように張る作業を30分ほどかけて行っていました。
グループによりますと、ことしは、「しめ縄」作りにたけた人の指導のもと、縄の中央付近が太くなるよう編んで見栄えをよくするなどの工夫を施したということです。
那須高原湯本ガイドクラブの林洋一会長は「よいしめ縄ができたと思う。まもなくガイドの活動も始まります。頑張るので多くの観光客に訪れて欲しい」と話していました。