消費期限近いパン子どもに無料配布 経済支援など 宇都宮

消費期限近いパン子どもに無料配布 経済支援など 宇都宮

食品の値上げが続く中、経済的に困っている子どもたちを支援しようと、宇都宮市の市民センターで、消費期限が近くなったパンを無料で配る取り組みが行われました。

この取り組みは、食品の値上げが続く中、経済的に困っている子どもたちなどの支援と廃棄される食品を減らすフードロス対策を同時に実現しようと、宇都宮市のNPO法人が企画しおととしから始めました。
NPOではふだん、県内のスーパーや販売店から消費期限が近くなったパンを無料で提供してもらい、高校や大学などで配っているということですが、春休み期間の3日は市内の市民センターで、中学生のボランティアとともに行いました。
会場には子どもたちが次々と訪れ、用意されたパンや焼き菓子などを受け取っていました。
パンを受け取った小学4年生の男の子は「おいしそうなパンをたくさんもらえてうれしいです」と話していました。
NPO法人の活動に参加している大学生の須藤咲紀さんは「パンは高くて自分では買えないのでありがたいという声をよく聞き、物価高の影響を感じている。今後もさまざまな場所で行うので、機会があったら利用してほしい」と話していました。