林業大学校の開校祝い木製品の贈呈式 宇都宮

林業に携わる若手を育成する林業大学校が来月から宇都宮市で開校するのを前に、校内で使用するロビーテーブルなどが寄贈されました。

栃木県は林業に携わる若手を育成しようと、新年度から宇都宮市に林業大学校を開校します。
県によりますと大学校の研修期間は1年で、主に新規の就業を目指す18歳以上の若い世代に林業に関わる技術や知識を学んでもらう予定です。
26日は開校を祝して農林中央金庫宇都宮支店などが、すべて県産のヒノキを使用した4人がけのロビーテーブルやイスなどの木製品を寄贈し、贈呈式が行われました。
式で目録が手渡されると、県環境森林部の小野寺一行部長は「寄贈された木製品を設置し、学生や多くの県民に直接、県産木材に触れてもらい利用の拡大につなげたい」とあいさつしました。
このあと関係者向けに内覧会が行われ、100パーセント県産の木材を使った木造2階建ての校舎内が案内されました。
参加者たちはエントランスに建てられた直径60センチ、高さ6メートルに及ぶスギの柱や、日光街道をイメージした廊下、一部を組子に加工した机などについて説明を受けていました。
小野寺部長は「多くの学生に入校してもらい、将来の栃木の林業を支える人材を増やしたい」と話していました。