日光市のパン製造販売会社 紅麹原料使用の商品自主回収と発表

「小林製薬」が製造した「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症した問題を受けて、栃木県日光市にあるパン製造・販売会社「金谷ホテルベーカリー」は、「紅麹」を原料として使用している商品を自主回収すると発表しました。

「金谷ホテルベーカリー」によりますと、対象の商品は「いちごブレッド」「いちごロール」「春のあんぱん」の3つです。
小林製薬が回収を発表した「紅麹」を原料として使用しているため、23日から県内に9つある店舗すべてで販売を中止すると共に、商品の自主回収を進めるということです。
これまでに、これらの商品での健康被害は確認されていないということです。
会社では、対象の商品を購入した人に対し、日光市土沢にある本社まで商品を着払いで送るようホームページなどで呼びかけていて、後日、返金するとしています。
「金谷ホテルベーカリー」の営業本部は、「パンは、すべて、日光市内にある1つの工場で作っている。1種類作り終えるたびに製造ラインを洗浄しているのでほかの商品への混入はない」としています。