東日本大震災13年 栃木県庁で被災地を撮影した写真パネル展

東日本大震災から13年となるのに合わせて、栃木県庁で、被災地を撮影した写真のパネル展が開かれています。

このパネル展は、県民の防災意識を高めることを目的に、毎年この時期に開かれていて、ことしは、14枚のパネルが展示されています。
このうち4枚は、津波で甚大な被害を受けた沿岸部で撮影された写真で、岩手県陸前高田市で震災から3ヶ月が経ってもボロボロの状態のまま放置されているバスや職員ら43人が犠牲になったとされる宮城県南三陸町の鉄骨がむき出しの状態になった防災対策庁舎などが紹介されています。
このほか、地震直後に液状化した千葉県のバスロータリーや震災当日、帰宅できずにいる人たちで混雑する都内の駅を撮影したものなども展示されています。
パネル展に訪れた人は「13年前にボランティアに行き、被災者と話したことばが今でも忘れられない。備える大切さを改めて感じた」と話していました。
県危機管理課の佐々木未紅主事は「パネル展を通して過去の災害を教訓に県民の皆さまに日ごろからの備えをして急に起こる災害に備えてもらいたい」と話していました。
このパネル展は今月15日まで開かれています。