県南の小学校で児童37人がおう吐など症状 ノロウイルス検出

今月県南地域の小学校で児童37人がおう吐や下痢などの症状を訴え、一部の子どもからノロウイルスが検出されました。
県はノロウイルスによる集団感染が発生したとして、学校に対し、手洗いや消毒を徹底するよう指導しました。

県によりますと、県南地域の小学校で今月4日から11日にかけて児童37人が下痢やおう吐などの症状を訴え、このうち3人について検査したところ、3人全員からノロウイルスが検出されました。
その後、全員が快方に向かっていて入院した児童はいないということです。
県はノロウイルスによる集団感染が発生したとして、学校に対し、手洗いや消毒などの基本的な対策を徹底するよう指導しました。
栃木県内でノロウイルスによる30人以上の集団感染が確認されたのは、ことしに入ってから今回で、4件目です。
県感染症対策課は、学校などで下痢やおう吐の症状を訴える子どもが確認された場合は、蛇口など共同で使う場所を、塩素系消毒剤で消毒するなど感染を拡大させない対策を徹底するよう呼びかけています。