看護専門学校で卒業式 コロナ禍の現場で経験積む 栃木 小山

コロナ禍の医療現場で実習などの経験を積んできた小山市の看護専門学校の学生たちが8日卒業の日を迎え、医療従事者への道を踏み出しました。

小山市にある「国際ティビィシィ小山看護専門学校」は8日、市内の文化センターで卒業式を行い、3年間の過程を終えた看護学科の卒業生、59人が出席しました。
式では山口真利子校長が、一人ひとりに卒業証書を手渡したあと、「医療福祉の向上を目指し、社会貢献できる看護の道を一歩一歩進んで、究めてください」と激励しました。
これに対し、卒業生代表の吉田向日葵さんが、「病院の実習で、看護師が患者の人生や生活の支えになっていることを学ぶことができました。これからは社会に貢献できるよう努力を惜しまずに進んでいきたい」と決意を述べました。
学校によりますと、学生たちは、新型コロナの感染が拡大している中で医療の道を志し、市内の病院などで実習の経験を積んできたということで、卒業生のうち、およそ8割は、栃木県や茨城県の病院で、看護師や准看護師として勤務する予定だということです。
卒業生の1人は式のあと、「コロナ禍で患者さんと関わり、学んできたことを生かして、4月から頑張っていきたい」と話していました。