大田原の飲食店で集団食中毒 栃木県が営業禁止処分に

先月28日に大田原市の飲食店が提供した食事を食べた11人が翌日以降、相次いで発熱や吐き気それに下痢などの症状を訴え、一部からノロウイルスが検出されました。
県は集団食中毒と断定して、5日から、この飲食店の営業を禁止する処分を行いました。

処分を受けたのは、大田原市紫塚の飲食店「すゞや食堂」です。
県によりますと、先月28日の昼、この店のうどんやそばなどを出前で食べた2つのグループ15人のうち、翌日の29日から5日までに、20代から50代までの男性11人が、相次いで発熱や吐き気、それに下痢などの症状を訴えたということです。
「県北健康福祉センター」が、このうち8人と調理をした7人について検査したところ、合わせて12人からノロウイルスが検出されたということです。
重症者はなく、全員が快方に向かっているということです。
県は、この店が提供した食事を原因とする集団食中毒が発生したと断定し、5日からこの店の営業を禁止する処分を行いました。
店は先月29日から営業を自粛しているということです。
県は「ノロウイルス食中毒特別警戒情報」を出していて、引き続きこまめな手洗いや調理場の適切な清掃、それに調理器具の消毒などの予防策を徹底するよう呼びかけてます。