那須ブラーゼン運営会社が先月末に事業停止 破産に向け準備

自転車ロードレースチームの「那須ブラーゼン」を運営する会社「NASPO」が先月末に事業を停止し、破産に向けて準備していることがわかりました。

事業を停止したのは、自転車ロードレースチームの「那須ブラーゼン」を運営する那須塩原市の「NASPO」です。
民間の信用調査会社、帝国データバンクによりますと、2012年に、「那須ブラーゼン」の運営会社として事業を開始し、国内外のサイクルロードレースに参戦しながら地元密着の運営体制を確立してきました。
スポンサー収入やグッズのオンライン販売が主な収入源だったということですが、コロナ禍以降、スポンサー収入が減少したりイベントを自粛したりすることが増え、収入が減少したということです。
資金面の課題から去年、埼玉県のチームと統合し「さいたま那須サンブレイブ」を立ち上げましたが、ことし2月には提携を解除されたということです。
帝国データバンクによりますと、負債総額はおよそ6000万円とみられ、担当の弁護士によると現在、会社と代表者は破産に向けて準備を進めているということです。