宇都宮 公立保育所 おむつ定額で自由に使えるサービス開始

幼い子どもを保育所に預ける際、保護者が毎日、紙おむつを持参しなければならない手間をなくそうと、おむつを定額で自由に使えるサービスが、今月から宇都宮市の公立の保育所で、始まっています。

宇都宮市では、幼い子どもを公立の保育所に預ける際、保護者は毎日1枚ずつ、紙おむつに名前を書いて持参する必要があり、保護者にとってもおむつを管理する保育士にとっても負担になっているという声が上がっていました。
このため宇都宮市は、保護者が決められた金額を支払えば、保育士が園内に届けられた紙おむつを自由に使えるようになるサービスを、市内の8つの公立保育所で今月から正式に始めました。
希望する保護者がービスを提供する企業と個別に契約して、月額およそ3300円を支払うことで、この企業からそれぞれの保育所に紙おむつが届けられるということです。
このサービスは、去年11月下旬から試験的な運用が始められていて、市によりますと、先月25日時点で0歳児の保護者の57%と、1歳児の保護者の35%から、申し込みがあったということです。
宇都宮市保育課は「保護者の手間が減るだけでなく保育士にとっても園内で紙おむつを管理する負担が少なくなるため、ぜひ積極的に利用してもらいたい」と話しています。