栃木県 新型コロナ感染減少傾向 インフル横ばい 感染対策を

栃木県内の直近1週間の新型コロナウイルスの感染者数は3週連続で減少した一方、インフルエンザの感染者数はほぼ横ばいの状況となっています。
県は引き続き、基本的な感染対策を続けるよう呼びかけています。

県によりますと、今月18日までの1週間に、県内76の医療機関から報告された新型コロナの新規感染者数は1058人で、1医療機関あたりの平均は13.92人となり、前の週の17.61人から減少しました。
感染者数が前の週を下回るのは3週連続となりましたが、70代で89人、80代以上で94人などと、重症化するリスクが高い高齢者にも、感染が広がっています。
一方、インフルエンザの新規感染者数は988人で、1医療機関あたりの平均は13人となり、前の週の13.93人からほぼ横ばいの状況となりました。
県は、新型コロナの感染者数は減少傾向にあるものの、免疫を回避する力が強まっているとされる変異株の「JN.1」が、県内でも多くの割合を占めていることなどから、引き続き手洗いやうがい、マスクの着用など、基本的な感染対策を継続するように、呼びかけています。