桃の節句を前に「つるし雛」楽しむ催し 日光

来月3日の桃の節句を前に、日光市で「つるし雛」を楽しむ催しが開かれています。

日光市の田母沢御用邸記念公園で、今月上旬から「桃の節句つるし雛・雛飾り」という催しが開かれています。
邸内の見学コースの畳の上にひな飾り用の赤い布がひかれ、人の背丈ほどある40台余りの支柱につりさげられた色とりどりの「つるし雛」を楽しむことができます。
花や動物をかたどった手縫いの人形などがいくつも連なった「つるし雛」は、地元の愛好家のグループが製作したということで、訪れた人たちがのぞき込んだり写真をとったりしていました。
一説には、「つるし雛」は江戸時代、高価なひな人形の代わりに布のはぎれなどで作った人形を持ち寄って飾ったことに由来するということです。
徳島県からきた女性は「いろいろな布を使って、動物とか花とかを表現していて、すごくかわいい」と話していました。
埼玉県から訪れた女性は「いっぱい集まっているのがかわいいし、手前にあるお花とかもかわいいなと思います」と話していました。
田母沢御用邸記念公園のつるし雛飾りは、3月3日まで見ることができます。
火曜日は、休園となっています。