関東地方に生息するコウノトリを紹介する企画展 栃木 小山

小山市の渡良瀬遊水地など関東地方に生息しているコウノトリを紹介する企画展が小山市の観光施設で、開かれています。

コウノトリは西日本に生息する個体が多いですが近年関東でも増えてきたことから小山市の観光施設「渡良瀬遊水地コウノトリ交流館」では、先月31日から「関東のコウノトリ展」として企画展を開いています。
関東でのコウノトリの野外での繁殖は、かつては小山市の渡良瀬遊水地の1か所だけでしたが、去年は、茨城県を含めた4か所でコウノトリのつがいがヒナを育て7羽が無事に巣立ちました。
会場では、茨城県神栖市で野外での繁殖で誕生したコウノトリのヒナの写真や渡良瀬遊水地に集まっているコウノトリの写真が展示されているほか、関東各地のコウノトリの繁殖状況なども紹介されています。
企画したNPO法人「わたらせ未来基金」の青木章彦理事長は、「関東地方では20羽くらいのコウノトリが見られるようになってきているので、『関東個体群』と呼ばれるようになってきています。歴史的なことや現状を皆さんに知ってほしい」と話していました。
この企画展は、来月31日まで開かれています。