初の栃木県立夜間中学 栃木市の学悠館高校内に令和8年開校へ

栃木県内に初めて設けられる県立の『夜間中学』が、栃木市の学悠館高校内に設置され、令和8年の開校を目指すことになりました。

6日開かれた県教育委員会の定例会見で、阿久澤真理教育長は県内初の県立の夜間中学を栃木市の県立、学悠館高校内に設置し、令和8年4月の開校を目指すと発表しました。
県は、新年度の施策として、不登校や外国籍の人などさまざまな理由で義務教育を受けることができなかった人が通う県立の夜間中学の設置に向けて取り組む方針を先月示し、設置場所と開校時期を検討していました。
選定理由について、阿久澤教育長は、活用できるスペースがあること、JRや東武線が乗り入れていて交通の利便性が高いこと、県南部に外国人が多く住んでいることを挙げたうえで、宇都宮市と小山市に民間が運営する『自主夜間中学』があることも考慮したとしています。
入学できる対象者については、現時点では『学齢期を超えて学び直しを求める人』としています。
一方、学校名、教員数、細かいカリキュラムなどについては、今後検討するとしています。
阿久澤教育長は「よりニーズに合った“学び”とは何なのか、関係機関と連携して、よりいい形を2年間かけて研究していきたい」と話しています。