LRT 宇都宮市中心部の西側に延伸へ 12停留場の案公表

宇都宮市は、LRT=次世代型路面電車を、市中心部の西側に延伸させるにあたって12の停留場の配置案を公表しました。

宇都宮市は、1日市議会議員への説明会で、JR宇都宮駅から宇都宮市駒生1丁目の県教育会館までの、駅西側の区間に配置するLRTの12の停留場の案を示しました。
それによりますと、JR宇都宮駅を起点に、二荒山神社などが位置する中心部の馬場町や東武宇都宮駅前のほか、栃木県立美術館前にも停留場を配置することを検討しているということです。
また、路線バスなど公共交通機関との乗り継ぎが予想される桜通り十文字の交差点付近にも停留場を配置し、トランジットセンターの機能を設けることも検討しています。
今後は、この停留場の配置案をもとに関係機関や地元の市民などと意見交換を重ねていく方針です。
一方、レールの新設などに必要な国への特許申請の時期について、宇都宮市は、当初、ことし中に行うとしていましたが、市中心部におけるまちづくりの議論をより丁寧に進めていく必要があるなどとして、2025年度中に先延ばしする方針を示しました。
開業時期については、宇都宮市が目指す2030年代前半で変更はないとしています。