動物園でナマケモノの赤ちゃん誕生 栃木 那須町

那須町の動物園でナマケモノの赤ちゃんが生まれ、すくすくと育っています。

那須町の動物園「那須どうぶつ王国」で生まれたのは南アメリカ北部に生息する「フタユビナマケモノ」の赤ちゃん1匹です。
性別は、まだ分かっていません。
動物園によりますと、先月3日に生まれ、このときは体長がおよそ25センチ、体重はおよそ560グラムでした。
生後およそ1か月の今の体重はおよそ700グラムで、140グラムほどしか増えていませんが、ナマケモノの成長は遅く順調に育っているということです。
赤ちゃんは、現在、母親の「マロロ」と一緒に室温が25度から30度に保たれた暖かなバックヤードで飼育されています。
金網にハンモックのようにぶら下がるマロロのおなかの上にしっかりとしがみついて、愛らしい姿を見せています。
餌の時間、飼育員が、ミルクやレタスの柔らかい葉の先の部分を与ると、ゆっくりと食べていました。
動物園では、赤ちゃんの名前は公募することなどを検討していて、一般公開は来月を予定しているということです。
動物園の飼育員二川原美帆さんは「餌を与えるときにわがままな姿を見せることもありますが、それも含め、かわいいです。一般公開を楽しみにして下さい」と話していました。