宇都宮市 性風俗店で無許可兼業の保育士を停職3か月の処分

宇都宮市の保育所に勤務する20代の保育士が60日間あまり、市内の性風俗店などで働いていたことがわかり市は無許可での兼業を禁じる地方公務員法に違反したとして1日付けで停職3か月の懲戒処分にしました。

懲戒処分となったのは宇都宮市子ども部保育課の職員で、市の保育所に勤務していた20代の女性保育士です。
市によりますと、この職員は3年前の4月から去年12月にかけて69日間、市内外の性風俗店2店舗で働き、およそ155万円の収入を得ていたということです。
保育士は「奨学金の返済や生活費に充てたかった」などと話していて市は無許可での兼業を禁じる地方公務員法に違反したとして1日付けで停職3か月の懲戒処分にしました。
職員は依願退職したということです。
また、保健福祉部の50代の男性係長を去年12月、職場の忘年会で部下の職員の腕をつかんだり引っ張ったりする暴力を振るったなどとして1日付けで停職1か月の懲戒処分にしました。
職員は「普段の勤務態度を注意したつもりだったがやりすぎてしまった」と話しているということです。
宇都宮市の佐藤栄一市長は「市政に対する信頼を大きく損ねるものであり、深くおわび申し上げます。先頭に立ち、職員の意識改革に全力を尽くして参ります」とコメントしています。