タブレット端末活用で授業の改善図る教職員向け講演会 壬生町

壬生町で、タブレット端末など活用して学校の授業の改善などを図る教職員向けの講演会が31日行われました。

31日、壬生町で行われた講演会には町内の小学校や中学校の教職員およそ250人が参加しました。
文部科学省は、タブレット端末などを教育現場で十分に活用してもらおうと、今年度から先進的な取り組みを行っている学校を「リーディングDXスクール」に指定し、活用事例を全国の学校と共有することになりました。
今年度は全国でおよそ200校が指定されていて壬生町でも小学校と中学校の1校ずつが指定を受けています。
講演会では、文部科学省中央教育審議会の委員で、大学でICTを活用した授業などを研究する堀田龍也さんが講師を務め、町内の小学校での活用事例を紹介しました。
その中では、▽子どもたちがタブレット内に学習内容の要点を記入した付箋を並べて考えを整理していることや、▽それをクラウド上で共有し子どもどうしが互いに参考にしあっていることなどを説明しました。
堀田さんは、「これからは子どもたち1人1人に学び手としての力をつけさせる時代だ。1人1人の学びに合わせて教師が手がかりになる場を用意すると子どもが学びやすい」と伝えていました。
講演を聴いた30代の中学校の男性教諭は、「生徒が自立した学び手として育つことが大事だとわかりました」と話していました