淡水魚「ホンモロコ」小学校の給食に 地元で養殖 那珂川町

地元の食材を子どもたちに知ってもらう取り組みの一環として、那珂川町の小学校で、地元で養殖された淡水魚の「ホンモロコ」を使った料理が給食に出されました。

那珂川町の馬頭東小学校の給食に出されたのは、「ホンモロコ」のから揚げです。
「ホンモロコ」は、びわ湖固有の小型の淡水魚ですが、那珂川町では10年余り前から特産品にしようと養殖が行われています。
29日は、「ホンモロコ」を提供した「下仲ホンモロコ生産組合」の組合長や、那珂川町の福島泰夫町長なども一緒に給食を囲みました。
子どもたちは、組合長から、地元で養殖を始めた経緯などを聞いたあと早速、「ホンモロコ」のから揚げをおいしそうにほおばっていました。
那珂川町では、そのおいしさを知ってもらおうと、町内すべての小中学校の学校給食に「ホンモロコ」を出す取り組みを毎年行っているということです。
2年生の男子児童は「食べやすいサイズでおいしい。これなら毎日100匹くらい食べられそう」と笑顔で話していました。
「下仲ホンモロコ生産組合」の組合長、小川正典さんは「子どもたちが美味しく食べてくれて、苦労して育てたかいがあった。ぜひ、また提供したい」と話していました。