数百の小さなかまくらをともす「かまくら祭」日光 湯西川温泉

雪景色の温泉街で、数百の小さなかまくらに明かりをともすことで幻想的な雰囲気を醸し出す恒例の「かまくら祭」が、日光市の湯西川温泉で始まっています。

「湯西川温泉かまくら祭」は、毎年、冬の時期に数百のかまくらを作って明かりをともす恒例の祭りで、「日本夜景遺産」にも選ばれ、日光市の冬の風物詩として親しまれています。
3つの会場のうち、「平家の里」の会場には、人が入れるほどの大きなかまくらに加えて高さ40センチほどの小さなかまくらがおよそ300個設けられ、27日は、日が暮れる前から多くの人が訪れていました。
また、湯西川の河川敷の会場には500個ほどの小さなかまくらが並べられ、あたりが暗くなって中のろうそくに火がともされると、雪景色の中に幻想的な光景が浮かび上がり、訪れた家族連れなどが、次々と記念撮影をしていました。
東京から訪れた50代の女性は「日が暮れてきて、だんだんと趣のある景色が浮かび上がってくるのがすてきでした」と話していました。
鹿沼市から訪れた20代の男性は、「すごく幻想的できれいで、ロマンチックなので、彼女と来ることができて良かったです」と話していました。
この祭りは来月25日まで開かれ、「平家の里」の会場では毎日、河川敷の会場では、金曜日と土日だけ、かまくらに明かりがともされます。